THE SALONS オーナー美容師インタビュー vol.1 前編
独立・開業を目指している方、THE SALONSに興味がある方に向けてTHE SALONSオーナー美容師のインタビューをご紹介。今回は銀座店 unknown. の松岡 正英さんです。
前編では、松岡さんの経歴や独立に至るまでのお話を詳しくお伺いします。
まずはこれまでの経歴からお伺いします。美容師を目指したきっかけは?
元々、実家が美容室なんです。両親が美容師なので身近な職業だったんですけど、両親は美容師の仕事をそんなに誇らしく話してなくて。きっと大学に行って欲しかったんでしょうね。笑
僕も全くそんなつもりはなくて、逆に美容師だけはやらないと思ってました。髪の毛自体興味なくて、髪は伸びたから切るくらいの生理現象のひとつみたいな感じでしたね。そんなにかっこいい仕事だと思ってなかったんです。
いつからその考えは変わったんですか?
高校時代の進路決めるってなった時ですね。元々美術や工作で何かを作ったりするのが大好きだったんです。大学だったら芸術大学かなぁとかいろいろ考えてたんですけど、そんな時に両親の美容室で従業員がやめたからバイトで手伝って欲しいって言われて。
手伝ったら見え方が全く変わりましたね。美容師ってデザインする仕事なんだなって。あとはお客様が「綺麗になったわ〜!ありがとう!」って帰って行くのをみて、良い仕事なんだって気付いたんです。美容師だけはやらないって思ってたんですけど、結局なっちゃいましたね。笑
美容師さんになられてからの今までの経歴は?
地元大阪の美容学校を出てからすぐに表参道の美容室に就職して、16年間勤めました。当時は大量に採用して辞めていくみたいな感じだったので競争も激しかったし、僕はどっちかっていうと取り残される感じでしたね、最初は。
美容学校時代は親も美容師だったし、ずっとトップでいられたんですけど、東京に来てみたら「甘くねぇな!」って。ただ、スタイリストになってからは任せてもらえる仕事も増えて、最後は店長を2年やって退職しました。
16年って長いですね!途中でお店を辞めようと思ったことはなかったですか?
それが全く無かったんですよ、あっという間でしたね。このお店を大きくしたいと思いがすごく強かったので。
そんなに長く勤めたお店で店長をされていた時に、独立しようと思ったきっかけは?
ヘアメイクの仕事で芸能人の方や有名な方も担当させて頂いて、16年間充実していたのですごく楽しかったんです。でもふと考えた時に、結局自分は準備して与えられたものをこなしているだけということに気付いて。自分自身で作り上げて来たものって何なんだろうって思ったことがきっかけですね。
今はシェアサロンや面貸しサロンもいっぱいありますが、THE SALONSを選択した決め手は?
本当にタイミングもありましたね。
友達の美容室の席を借りたり、面貸しのサロンを見たりもしたんですけど、お客様を迎え入れる為に自分の空間を作りたくて。シェアサロンでは納得出来なかったんです。
そんな時に清水さん(THE SALONS代表)の話を聞いて、ある程度自由にさせてもらえることも理由でしたね。初期費用をたくさん使うとかは出来ないし、システム的にも僕にはよかったです。
そんなこだわりを持って作ったunknown.はどのようなお店ですか?
ひとりひとりとちゃんと向き合い、お客様を大事に出来るサロンです。自分自身が全部の施術に責任を持って、基本的に1対1で対応しています。この働き方が自分のスタイルに合ってるなって。
あとは、自分の周りの尊敬するアーティストの作品を自分を通して紹介出来る場所にしたいですね。実際飾っている写真も知り合いのアーティストのものなんです。こういうものに興味を持ってくれるお客様が多いので、ネットワークの窓口になれたらいいなとも思います。
松岡さんが働く上で大切にしていることは何かありますか?
もちろん大きいマーケットで自分を売る為のPRも大事だと思うのですが、僕は1対1で向き合ってお客様が口コミで広げてくれるような繋がりを大切にしてますね。自分を高めて魅力的であれば勝手に人は集まってくると思いますし、共感して仲間になりたいと言ってくれる人がいれば繋がりもどんどん広がって行くと思うので、日々自分を高めていけるように意識しています。
ーーーTHE SALONSについては後編でお伺いします!